伝わらない言葉〜国語の重要性

【伝わらない言葉】

「国語という教科は大事」「国語が受験の鍵を握る」というのは、受験界に何らかの関わりを持つ方は、どなたも耳にする話だと思います。
長年国語を指導していて痛感するのは、言葉自体に関心を持っていない生徒に対し言葉を尽くして説明しても意味がない、ということです。説明に用いる言葉そのものを理解する気持ちがない以上、こちらの意図は伝わらないのですから。

 たとえ、語彙が貧弱な子でも、頭の中にもやもやと存在する事柄を具象化してくれる「言葉」というもの、世界を切り分けるその偉大な力に関心を抱いてくれれば、わからなかったことが霧が晴れたようにすっきりし、これからは語彙を増やしていこうかな、という前向きな気持ちも湧いてきます。
また、固有の文化の中で連綿と受け継がれてきた絶妙な表現に出会ったとき、その言葉に出会えた喜びがかけがえのない経験となって、古典世界への関心も自然に高まってくるのです。

そういった関心を持てないままの子には、国語の時間は意味不明な語の羅列、まさに魑魅魍魎の跋扈する苦痛な世界でしかあり得ない。
言葉を持て余し苦痛に感じている子に対し、国語の重要性を説き伏せ、国語問題集に向かわせても、残念ながら効果は薄いと言わざるを得ません。
国語を他の教科と同列に扱い、ひたすら問題演習をしていけばだんだん読解力や記述力もあがり、テストの点数があがっていく、というのは正しくない認識だと思います。
かといって、読書嫌いの子に、読書しなさい、と言うだけではアプローチとして不十分でしょうね。

母語は思考力そのもの。国語への関心がさらに外国語や他の学問分野への関心を呼び起こすという意味でも、本当に「国語は大事」です。

「【伝わらない言葉】</p><br /><br /><br />
<p> 「国語という教科は大事」「国語が受験の鍵を握る」というのは、受験界に何らかの関わりを持つ方は、どなたも耳にする話だと思います。<br /><br /><br /><br />
 長年国語を指導していて痛感するのは、言葉自体に関心を持っていない生徒に対し言葉を尽くして説明しても意味がない、ということです。説明に用いる言葉そのものを理解する気持ちがない以上、こちらの意図は伝わらないのですから。</p><br /><br /><br />
<p> たとえ、語彙が貧弱な子でも、頭の中にもやもやと存在する事柄を具象化してくれる「言葉」というもの、世界を切り分けるその偉大な力に関心を抱いてくれれば、わからなかったことが霧が晴れたようにすっきりし、これからは語彙を増やしていこうかな、という前向きな気持ちも湧いてきます。<br /><br /><br /><br />
 また、固有の文化の中で連綿と受け継がれてきた絶妙な表現に出会ったとき、その言葉に出会えた喜びがかけがえのない経験となって、古典世界への関心も自然に高まってくるのです。</p><br /><br /><br />
<p> そういった関心を持てないままの子には、国語の時間は意味不明な語の羅列、まさに魑魅魍魎の跋扈する苦痛な世界でしかあり得ない。<br /><br /><br /><br />
 言葉を持て余し苦痛に感じている子に対し、国語の重要性を説き伏せ、国語問題集に向かわせても、残念ながら効果は薄いと言わざるを得ません。<br /><br /><br /><br />
 国語を他の教科と同列に扱い、ひたすら問題演習をしていけばだんだん読解力や記述力もあがり、テストの点数があがっていく、というのは正しくない認識だと思います。<br /><br /><br /><br />
 かといって、読書嫌いの子に、読書しなさい、と言うだけではアプローチとして不十分でしょうね。</p><br /><br /><br />
<p> 母語は思考力そのもの。国語への関心がさらに外国語や他の学問分野への関心を呼び起こすという意味でも、本当に「国語は大事」です。」

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